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迷子の迷子の…

ゴールデンウィーク。
パン焼きはお休みして、子どもたちとあちこち出かけています。

どこも人出が多く、長男くんと次男くん、どちらも迷子になりました。

1日目は長男くん。
預けてあった荷物を引き取り、さあ帰ろうと思ったら姿がない。
見渡しのよい場所だったのだけど、姿が見つかりません。
最初は腹が立っていたけれど、だんだん心配になってきて、大声で名前を呼びながら探していると…自動販売機2台の間で発見。
疲れていたから自販機にもたれて休んでいたそうな…
人騒がせな!
「次男くんにはここにいるって言っておいたよ」
…次男くん、一言もそんなこと言ってませんでしたけど…
5歳だからなのか…それともお兄ちゃんを陥れようとしたのか…不明ですが、まあこの件は一件落着。

そして翌日。
今度は次男くんです。

エコイベントに出かけました。
お昼に何か買おうとフードゾーンに行くと、どこも長蛇の列。
パパと長男くんと次男くん、ホットドッグを買おうと列に並びました。
私はパンの出店が気になったので、別行動であちこち見て回ることになりました。

少したってから電話すると、「次男くんがいなくなった」とパパ。
急いでホットドッグの列に戻り、事情をきくと、並んでいたら走って行って消えてしまったそうです。

次男くんはよくこういう困ったことをします。
スーパーでも、こちらを見ながらわざと棚の向こうに消え、追ってくるのを楽しむようなところがあります。

でもこの日はとにかくすごい人で!
見失ったら方向も分からなくないくらいの広さ、背の低い次男くんはどこにも見当たりません。
小一時間探し回ったでしょうか…心配で胸がつぶれそうで、名前を呼ぶ声も震えてきました。
リサイクル食器回収のテントがあったので、迷子がいないかききました。

「迷子はこちらにはきていません」
「そうですか…」
がっかりして立ち去ろうとすると
「…帽子かぶってました?」

??かぶってましたけど??
「な、何かあったんですか?(涙目)」

「少し前に、迷子らしい子がいたので声をかけたんですけど、ボクは自分でパパとママを探すから結構です、と言ってまた消えてしまったんです」
「その子が帽子を…」
「ええ、青い帽子をかぶっていました」

次男くんだわ~!!

「どのくらい前ですか?」
「もう30分はたってます。本部に届いているかもしれませんから(荷物みたい、と思ったけど、スタッフさんはこうおっしゃいました笑)本部に行ってみてください」

本部がまた遠くて…広い会場の端から端まで、大勢の人をかきわけ、いてもたってもいられない思いで小走りで向かいました。

迷子のアナウンス

「○○くん、5歳が迷子になっています。ベージュのトレーナーにモスグリーンのズボン。見つけた方は、本部まで連れて来てください」

携帯の番号を本部に残し、またフードコーナーに戻る道の途中で
「ママー」
と次男くんが現れました。
「次男くん!」
思わず抱きしめ、「心配したよー」と涙ぐんでしまいました。

次男くんといえば、、、まったく泣いた形跡なし。
涙の筋、一本もなし。
「○○くんって、ボクの名前が呼ばれたよ!」
と嬉しそう。

「見つからなかったらどうするつもりだったの?」
ときくと、
「え?ボクが探そうと思った」

これは、、、どちらが迷子なのか、、、
おそるべし、、、次男のたくましさ。
by mugica | 2013-05-01 13:55