今日は放射能の話題です。
6年前にこの地に引っ越してきたとき、庭に食べられる実のなる木をたくさん植えました。
幼い子どもたちと一緒に楽しめるよう、子どもたちが大きくなってから思い出に残るよう、柿、梅、ビワ、ブルーベリー、レモン、黄金柑、清見オレンジの苗木を植えました。
そのうちブルーベリーと清見オレンジは残念ながら枯れてしまいましたが、残りの木々たちは手間をかけない割には元気よく育っています。
初めて実をつけたのは、柿でした。
最初の年はほんの数個、渋柿なので干し柿にして、みんなで分け合って少しずつ食べました。
その次の年に震災が起こりました。
不安に思いつつも、たわわに実った柿の実が嬉しくて、多分大丈夫だろう、と干し柿にしました。
その翌年(昨年)もまた当たり年。
その頃、千葉市に市民放射能測定室「しらベル」ができたことを知り、測定してきました。
結果は11ベクレル/㎏。
干し柿にしたら濃縮され、もっと高くなります。
震災の年の干し柿。
恐ろしい数字になっていたと思います。
でも私の貧乏性が幸いし、ケチケチして子どもたちにたくさん食べさせないままに実家に持っていき、そのまま忘れてきてしまった…と書くと情けないね、私、しっかりしろって感じですが、セシウムたっぷり干し柿は実家の冷蔵庫に長らく眠ったまま、古くなり捨てられました。
昨年の柿に続き、今年はレモンが初めて実をつけました。
しらベルさんで測定してきました。
セシウム134が2.5
セシウム 137が4.5
合計7ベクレル/㎏
市場には出回るレベルです。
でも、やっぱり、セシウムが入っていると分っていて子どもたちには食べさせたくないです。
柿も、レモンも、せっかく実ってくれたのに、ごめんね…。